『Under The Covers Vol. 3』を聴いて、マシュー・スウィートがR.E.M.周辺人脈から登場したミュージシャンであったことを改めて思い出した(彼はマイケル・スタイプの妹が参加していたOh-OKというバンドのメンバーだったのだ)。
あとはやっぱりゴーゴーズの選曲が「We Got The Beat」ではなくて「Our Lips Are Sealed」ってところが偉い。スザンナ・ホフスはゴーゴーズの周辺にいただけあって、ゴーゴーズの精神的支柱はベリンダ・カーライルでもシャーロット・キャフィーでもなくてジェーン・ウィードリンであったということを皮膚感覚で理解しているのかも。だから彼女がソングライティングに関わっている曲じゃないと、と。ジェーン・ウィードリン脱退後、新メンバーを加入させてバンドを続行させようとしたゴーゴーズがわずか数回のライヴで解散したのは、ジェーン・ウィードリンの重要性を本人達が痛感したからだとおいらは考えている。ゴーゴーズのメンバーのソロ作品で最もゴーゴーズ度が高いのはジェーンの諸作だしね。
↑貴重なジェーン・ウィードリン脱退後のゴーゴーズ。
ちなみに再結成後のゴーゴーズは今年の春にキャシー・バレンタインをクビにして、その後彼女が残りのメンバーを訴えてとんでもない修羅場に突入しているのでした。訴状でメンバー間のメールの詳細なやり取りまで公開されていて怖いっす。で、これを読むとキャシー・バレンタインがクビになった最大の原因は、「ツイッターで自意識をダダ漏れにして余計なことばかり書きまくって他のメンバーを怒らせたから」だったということが分かる。皆さん、ツイッターでの自意識ダダ漏れには気をつけましょう。