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ベン・リーのバック・バンドのキーボディストでもあったメーガン・ワシントンのデビュー・アルバム。それにしても、レジーナ・スペクターが好きで、パリー・グリップが好きで、エリザ・ドゥーリトルが好きで、ユー・アム・アイが好きって、アンタはおいらのブログでも読んでんのかい! しかもミュージカル映画魂もあるし。というわけで、おいらはこの人のことがどうしても他人には思えないのだった。なので現地オーストラリアで本作が大ヒットしているのは本当に嬉しい。
音楽的に最も近いといえるのはケイト・ナッシュの『My Best Friend Is You』で、現代的な解釈によるブリル・ビルディング風ソングライティング&ウォール・オブ・サウンドが絶品。レジーナ・スペクターとシー&ヒムとのミッシングリンクを埋める存在とも言えると思う。そういえばこの人はジャズ方面での評価も高くて、実は3年前に来日済みだったり。再来日公演熱望! 全12曲46分。
↑素顔はこんななのに、↓こういうことやってしまうユーモア・センスとか大好き。
↑魔太郎にもなるよ。
↑MGMも良いけど、ミュージカル映画といえばやっぱりRKOだよな! 「ミュージカル映画」というお題だったら世間一般の感覚からすればMGMのオープニングロゴをパクるのが普通だろうに、あえてRKOのそれをパクるところにミーガン・ワシントンのフレッド・アステア好きなところが見て取れる。実際にこの人は「Fred Astaire」というオリジナル・ナンバーを発表しているぐらいのアステア好き。
↑「あなたが私のアーサー・ミラーになってくれるなら、私はあなたのマリリン・モンローになるわ」という歌詞が素晴らしい。