ズーイー・デシャネルとマット・ウォードのユニット、She And Himのデビュー・アルバム『Volume One』の曲目を入手! と、それを発表する前に、昨年ズーイーがKEXPのスタジオ・ライヴでスモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズの「You Really Got A Hold On Me」をカヴァーした時に、おいらがこんなことを書いたのを思い出してほしい。
おいらはズーイーと同い年だからよーく分かるんだけど、1980年生まれの人間って10代半ばの時期にビートルズの赤盤・青盤再発〜アンソロジー・シリーズの発売を経験しているだけに、つまりビートルズの「新曲」を多感な時期に聴いているだけに、(パンク世代以降続いてきた)ビートルズに対する愛を表明することに対しての「照れ」が完全に払拭されているんだよね。(中略)今回の「You Really Got A Hold On Me」にしたって、ズーイーはまずはビートルズのカヴァーで覚えたのだろう。
はい、読みましたね? それでは『Volume One』の曲目を見てくれ!
01 Sentimental Heart
02 Why Do You Let Me Stay Here?
03 This Is Not a Test
04 Change Is Hard
05 I Thought I Saw Your Face Today
06 Take It Back
07 I Was Made for You
08 You Really Got a Hold on Me (Miracles cover)
09 Black Hole
10 Got Me
11 I Should Have Known Better (Beatles cover)
おおおおおおおおおおおお! ビートルズの「恋する二人」(とあえて邦題で書きたい)のカヴァーをやっているとは! ってことはつまり「You Really Got A Hold On Me」もビートルズをカヴァーするつもりでやってたってことだよ! まさにおいらの書いていた通りじゃないか! いやー、マジでズーイーのことが他人とは思えん。ジョン・レノンの最高傑作は『ジョンの魂』でも『Imagine』でもなくて、やっぱり『A Hard Day's Night』だもんねえ。