Lindsay Lohan/A Little More Personal
★★
約1年という短いインターバルで届けられたリンジー・ローハンの2ndアルバム。ジャケットに大きく漢字で「生」とあるので、てっきりリンジーが中出し大好きっ娘を表明してたりするようなスキャンダラスな内容になっているんじゃないかと思っていたら、あくまでもタイトル通りに、前作よりもパーソナルなアルバムに仕上がっているのであった。っていうかあのー、アイドルの内面なんかに興味ないんですけど。先行シングル「Confessions Of A Broken Heart (Daughter To Father)」の辛気臭いPVには本気で引いたぞ(監督はリンジー自身)。
ルックスの方も激ヤセによってエロさ激減。ジャケットでの脱ぎっぷりはなかなか健闘しているけど、ブックレット内の写真は箸にも棒にもかからない出来なので買ってまで見る必要なし。前作以上にロック色の濃いサウンドになっているのも減点対象。こういうのを聴くと、実年齢37歳なのに一貫してチージーなアイドル・ポップに徹し続けているカイリー・ミノーグが一層偉く思えてくるぜ。
唯一評価できるのは(どう考えても製作陣のオヤジどもの趣味だろうけど)チープ・トリックの「I Want You To Want Me」のカバーしている点だけだ。まあ、そんな事を言ったらXTCやトッド・ラングレン、ブロンディ、ジョニ・ミッチェル、キャロル・キングなどをカバーしたマンディ・ムーアの『Coverage』の評価は星幾つになるんだって話だけどな。全12曲43分