あ、音楽観察者さんの音楽中心日記で当サイトが取り上げられている!(2007年1月31日分) ありがとうございます! というわけで返答を。
『Alpacas Orgling』なんですが、たしかに「E.L.O.の音楽性自体がビートルズのパスティーシュ」という括りは少し大雑把かもしれないですけど、やはり「『スクリーム』(E.L.O.)に対する『最終絶叫計画』(L.E.O.)のようなもの」という印象は変わりません。
これはあくまでも私見ですが、『Alpacas Orgling』はユートピアの『Deface The Music』やラトルズと違って、純粋にポップ・ソングとしての魅力及びダイナミズムに欠けるように感じたのです。「E.L.O.をパロりましたよ」という作為ばかりが前に出すぎていて。こうなってしまったのは、「E.L.O.のパロディ」は「ビートルズのパロディ」ほど単純ではないのと大いに関係があると考えます。世間に出回っている「E.L.O.のパロディ」と「ビートルズのパロディ」の数を比較してみてもそれは明らかかと(で、それはやはりビートルズ→E.L.O.という大きな流れに原因があるような.。ネタ元の売り上げ枚数の違いもあるかもしれないですけど、だったらラモーンズ風パンク・ロックはこれほどまで多くはないはずですし)。そういう意味でも、ホラー映画のお約束を茶化しながらも1本の映画としても見応えがあった『スクリーム』に対して、「『スクリーム』をパロりましたよ」という作為ばかりが前に出ていてつまらなかった『最終絶叫計画』に近いなあ、と思いました。
あと、E.L.O.(ジェフ・リン)については、熱狂的なファンとまではいえないかもしれないですけど、中2の時に『Out Of The Blue』を聴いて以来ずっと大好きですよ。たとえば『ブギー・ナイツ』で「Livin' Thing」が、『デュース・ビガロウ、激安ジゴロ!?』で「Lift Me Up」が、それぞれエンディング・テーマとして流れるのを聴いた時は震えましたもん。そういえば『デュース・ビガロウ、激安ジゴロ!?』の乳首店員ことブリー・ターナーは『ラッキー・ガール』でリンジー・ローハンの親友役を演じてましたね。出世したなあ。他人ながらも嬉しいぞ。