これはいいインタビュー。ルーカス・ムーディソンが「どうして(男性なのに)女の子の感情を描くのが上手いんですか?」と聞かれた時の回答。 それは別に難しいことじゃないんです。なぜなら感情は感情でしかないから。人間が感じる感情なんてどれも似たよう…
映画『ウィ・アー・ザ・ベスト!』で「Sex Noll Tva」が大フィーチャーされているKSMBのヨハン・ヨハンソンが書いていた素敵な話。スウェーデン語なので超意訳してみた。 30年かかって全てがつながることだってある。 1982年、俺はストックホルムのマリアベ…
『ウィ・アー・ザ・ベスト!』、やはり「1982年」という時代設定が絶妙だなあと改めて思ったのは、この時期に(映画内でも大フィーチャーされている)KSMBとエバ・グロンの両バンドが相次いで解散しているんすよね。それはまさに「Punk Is Dead」を象徴する…
『ウィ・アー・ザ・ベスト!』、クライマックスの演奏会でカタルシスのある大団円を迎える、というような構築美をブチ壊す展開、つまり作品自体にパンク的な自由さ、パンク的なエネルギーが溢れているのが素晴らしい*1。パンクスが登場する/パンクを描いた…
『ウィ・アー・ザ・ベスト!』、ラストに流れる「反抗し続けろ!」という歌はエバ・グロンの「Vad Ska Du Bli?」ですよ。個人的にエバ・グロンでいちばん好きな曲は「Alla Visa Man」、KSMBでいちばん好きな曲は「Blatt & Guld」です。 ちなみに、1982年にエ…
『ウィ・アー・ザ・ベスト!』の話の続きをすると、学芸会でもサンタ・ロック祭でも、普通の映画であればバンドの最終到達地点となるようなところで、彼女達の存在はことごとく拒絶されるんだよね。でも、本当に大切なのはそんなことじゃないんだ。本当に大…
『ウィ・アー・ザ・ベスト!』の23日の上映、満員で盛り上がりまくってた!嬉しすぎるY!明日も観るZ! 『ウィ・アー・ザ・ベスト!』で個人的にもっとも衝撃だったのは、「警察に訴えないから、代わりに教会に通いなさい」という場面で「バンド存続のために…
映画『ウィ・アー・ザ・ベスト!』の何が素晴らしいって、主人公達が最後の最後まで「困った子供達」でしかないってことなんすよ!あとは音楽を安易に「感動(泣かせ)」の方向に持っていかないところとか。やっぱりルーカス・ムーディソンもココ・ムーディ…
映画『ウィ・アー・ザ・ベスト!』の原作者であるココ・ムーディソンのこのインタビューが素晴らしいなあ。スウェーデン語だけど頑張って読みました。『ウィ・アー・ザ・ベスト!』の原作は『Aldrig Godnatt』 = 「Never Goodnight」 = 「おやすみは言わな…
映画『ウィ・アー・ザ・ベスト!』(傑作!)の原作者のココ・ムーディソン、誰かに似てると思ったらエイミー・マンに似てるんだな(髪型の変化も含めて)。
映画『ウィ・アー・ザ・ベスト!』(監督:ルーカス・ムーディソン)観賞。★★★★★。 超超超超超超フレッシュ!!迷走しまくっていた『A Hole In My Heart』と『Container』も踏まえた上で自由に解放されたルーカス・ムーディソンがここにいる!!クライマック…
ルーカス・ムーディソンの本質が表れているのは、たとえば『ショー・ミー・ラヴ』のこんな台詞。 父「(友達がいない孤独な娘に向かって)パパだって16歳の頃は友達がいなくて女の子にもモテなかった。でも今じゃパパは人生の成功者だ。お前だって25年後には…
東京国際映画祭での『ウィ・アー・ザ・ベスト!』の上映に際して、登壇ゲストとして監督のルーカス・ムーディソンと原作者であるココ・ムーディソン(ルーカス・ムーディソンの奥さん)の来日が決定!!!!もうこれは何を差し置いても絶対に観に行くべき!!
2009年の『マンモス』以来となるルーカス・ムーディソンの新作『Vi Ar Bast! (We Are The Best!)』は、80年代のスウェーデンを舞台に中学生の女の子達がパンク・バンドを組む話!つまり児童映画*1への回帰を果たした音楽映画!要するにルーカス・ムーディソ…