ルーカス・ムーディソンがこのインタビューでも語っているように、今の社会において「他人から好かれること」「他人から認められること」が過度に重要視されているのはとても悲しいし、とても危険なことだと思う。『ウィ・アー・ザ・ベスト!』が素晴らしい…
ついに『ウィ・アー・ザ・ベスト!』の英国での公開が始まったけど、現地の16歳のフェミニストの女の子のこういうツイートに、この映画の素晴らしさが端的に表れている気がする。 window.twttr = (function(d, s, id) { var js, fjs = d.getElementsByTagNam…
『ウィ・アー・ザ・ベスト!』で大フィーチャーされているKSMBは学内活動の一環としてバンドを始めれば授業への出席が免除される/授業がサボれるということから始まった「Skärholmens Gymnasiums Punk Ensemble」が母体。「Gymnasiums」はここでは「高校」…
『ウィ・アー・ザ・ベスト!』で「ヘドヴィグのママがカンカンらしいぞ」となるシーンで、クラーラとボボは部屋でAkut Skjutの「Leva I Smyg」を聴いているんだけど、これは1984年にリリースされた曲なので時代考証的には間違い。ただし、Akut Skjutはこの曲…
『ウィ・アー・ザ・ベスト!』を観てスウェディッシュ・パンクについてもっと知りたくなったので、スウェーデンのパンク・シーンについての解説書『The Encyclopedia Of Swedish Punk And Hardcore Punk, 1977-1987』を購入。1982年はこの本で扱っている時期…
『ウィ・アー・ザ・ベスト!』のアメリカ版予告編が公開。そりゃあまあスウェーデン版の予告の方が出来が良いとは思うけれども、昨年のおいらのベスト・ラインである「私の人生に、何か1つでもいいことなんてある?」「世界一のバンドのメンバーでしょ」から…
『ウィ・アー・ザ・ベスト!』の全米公開を記念してブルックリンで開催される特集上映「Punk Rock Girls」(ルーカス・ムーディソンの登壇あり)。『ウィ・アー・ザ・ベスト!』の時代設定に沿って80年代の作品を中心にしつつ、『プッシーキャッツ』なんかも…
『ウィ・アー・ザ・ベスト!』の米国版ポスター、素晴らしいじゃないっすか!
スウェーデンのebayことTraderaを利用して、ルーカス・ムーディソンとペーター・ビッロ(『Monica Z』)が共同で脚本を手掛けたTVムービー『Det Nya Landet(英題:The New Country)』のDVDを入手! 本国スウェーデンではテレビ放映後に劇場公開されてスウ…
『ショー・ミー・ラヴ』が1999年のスウェーデン・アカデミー賞を独占した時のルーカス・ムーディソン組の授賞式での振る舞いが、まんま『ウィ・アー・ザ・ベスト!』で最高。こんな記事にもなっている通り、主演女優のアレクサンドラ・ダールストレム*1がス…
『ウィ・アー・ザ・ベスト!』、(予告編にもあるけど)主人公達が「ブレジネフ・レーガン」のバンドに会いに行く場面って、わざわざ上りのエスカレーターに乗ってそこを降りていくんすよね。「流れに逆らえ!」というこの映画のテーマは、こんな小さな場面…
『ウィ・アー・ザ・ベスト!』、最後に子供達が説教する大人に向かって「つまんない奴!」って言い放つのも最高だよなあ。正論すぎる!お前の人生がつまらないのは、お前がつまらない奴だから!つまんねえ奴は勝手につまんねえ人生でも送ってろ!
そういえば『リリア 4-ever』で走っている車の中からロシアやスウェーデンの街中を捉えているシーンは、(その楽曲が『ウィ・アー・ザ・ベスト!』で大フィーチャーされている)エバ・グロンのドキュメンタリー映画『Ebba The Movie』(と『クリスチーネ・F…
『ウィ・アー・ザ・ベスト!』にもっとも近い映画は『ハード・デイズ・ナイト』と『ザ・コミットメンツ』。 『ウィ・アー・ザ・ベスト!』も『ハード・デイズ・ナイト』も『ザ・コミットメンツ』もバカで下品で稚拙な「懲りない奴等」の話で、決してつまらな…
映画『ウィ・アー・ザ・ベスト!』でテーマ曲的に使われているエバ・グロンの「Vad Ska Du Bli?」、このタイトルはスウェーデン語で「君ならどうする?」の意。つまりこの映画は「彼女達はこういう風に生きた/生きてるぜ。じゃあ、君ならどうする?」という…
『ウィ・アー・ザ・ベスト!』、ヘドヴィグの髪を切るシーンでの、 「でもママになんて言われるか…」 「ママは関係ないでしょ。自分の髪なのよ。あなたがどうしたいかが大切なの」 って台詞もいいよなあ。「鋭く本質とらえる目、若いうちだぜ養っとけ」って…
そういう意味では、ボボとクラーラがヘドヴィグをバンドに誘ったのは、彼女のギターが上手かったからってのもあるんだけど、それ以上に彼女が真の反抗者だったからだ。学芸会で毎年ブーイングをされ続けようともギター演奏を続けていたから。キンクス流に言…
いまだに『ウィ・アー・ザ・ベスト!』のことは2日に1度ぐらいの頻度で考えてるわけですが、あの映画のラストはやっぱり超最高すぎるな。地元のバンド連中に馬鹿にされる→彼等に対して邪魔をする為にバンドを結成、サンタ・ロック祭で「メス豚ども」と罵られ…
『ウィ・アー・ザ・ベスト!』が2部門を受賞した今年のスウェーデン・アカデミー賞で、ルーカス・ムーディソンが「児童映画貢献賞」を受賞したのはすげえ嬉しいなあ。さすがスウェーデン、分かってらっしゃる。 『リリア 4-ever』も何が凄いって、ルーカス・…
映画『ウィ・アー・ザ・ベスト!』の配給権をロングライドが獲得したとのこと!追って日本公開についての詳細発表があるはずです。めでたい!これほど「本当に大切なこと」をきちんと描いている映画もなかなかないと思うので、たくさんの人に観てもらいたい…
『ウィ・アー・ザ・ベスト!』が東京国際映画祭でグランプリを獲ったことについて、『アメリカン・パイ』や『アバウト・ア・ボーイ』を手掛けたクリス・ワイツが審査員だったんだから『ウィ・アー・ザ・ベスト!』みたいなポップ音楽使いまくりの青春映画は…
2014年の最初に観た映画はルーカス・ムーディソンが脚本を手掛けた2000年のTVムービー『Det Nya Landet(英題:The New Country)』。スウェーデンの不法移民2人と元ミス・スウェーデンの当てのない逃避行を描いたロード・ムービーで、時期的にも内容的にも…
『ウィ・アー・ザ・ベスト!』の原作者であるココ・ムーディソンさんから、この映画の原作漫画『Aldrig Godnatt』が送られてきました! 実は、東京国際映画祭の際に記者会見でココ&ルーカス夫妻にエバ・グロン関連の質問をしたら、会見終了後の通路で「さっ…
今年観た映画でもっとも印象に残った台詞は、『ウィ・アー・ザ・ベスト!』でボボとクラーラが暗闇の中で語り合うシーンでの、 「私の人生に、何か1つでもいいことなんてある?」 「世界一のバンドのメンバーでしょ」 以外には考えられないっすよ(これがあ…
死んだはずだよ、お富さん!というわけで、クロスビートの「年間ベスト・アルバム2013 超ウルトラ緊急増刊号」(編集長は嵐山光三郎)においらも参加しました。『ウィ・アー・ザ・ベスト!』のことばかり考えながら書きましたのでよろしくです。大好きな気持…
imaginary possibilitiesさんがスウェーデン映画祭2013の注目作として『セッベ』を推薦している記事に便乗して、おいらもトーキョーノーザンライツフェスティバルへのリクエストを勝手に書いておくと、『ウィ・アー・ザ・ベスト!』とほぼ同時期の1981年のス…
11月30日から渋谷ユーロスペースで開催されるスウェーデン映画祭2013でルーカス・ムーディソンの旧作『エヴァとステファンとすてきな家族』の特別上映が決定!(12月1日18時30分〜) 『ショー・ミー・ラヴ』や『リリア 4-ever』、『マンモス』、『ウィ・アー…
『ウィ・アー・ザ・ベスト!』の感想を検索していると、ボボの母親が「若い男と不倫してる」とか書いてる人が複数いてビビる。ボボの家は離婚した母子家庭だよ!そんなことまでいちいち台詞で説明しないと理解できないんだろうか。恐ろしい話ですよ。馬鹿も…
映画『ウィ・アー・ザ・ベスト!』(監督:ルーカス・ムーディソン)観賞。★★★★★。 1982年のスウェーデンを舞台に、中学生の女の子3人がパンク・バンドを組む話。つまりルーカス・ムーディソンお得意のポップ・ソング使いまくりな児童映画。果たして、彼の真…
奴等が帰ってきた!って、誰が望んでたのか分からないけど、どうにも忘れ難いパンク映画『SLC PUNK!!!』の16年ぶりの続編『Punk's Dead: SLC Punk! 2』が来年公開予定! とはいっても、出世しまくりなジェイソン・シーゲルが出演しないのは当然だとしても、…