カナダ映画『Giant Little Ones』でモードセレクターの「Dark Side Of The Sun」が使われてる! この作品、近年の英語圏の青春映画の中では飛び抜けて選曲センスが良くて素晴らしいっす。予告編からもその辺は伝わってくるはず。来年のレインボー・リール東京とかで上映すればいいのにね。
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ナードマグネットの新作はジュリアナ・ハットフィールドからの影響もあるのではないかという仮説を勝手にブチ上げていきたいです(オマージュというよりは無意識の産物の可能性の方が高いとは思う)。そういえば件の「Cry In The Dark 」が収録されている『Beautiful Creature』も、何故か日本で配信されていない名盤の一つっすね(ジュリアナ・ハットフィールドのシンガー・ソングライター路線の最高傑作の一つ)。中古は安いけど。
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ナードマグネットの新作が間もなくリリースされるのでウェリントンズの過去作を聴き返してるんすが、2ndアルバム『For Friends In Far Away Places』のラストを飾る「She Gave Up」ってモロにザ・バンドの「The Weight」だったすね。ウェリントンズとなると、どうしても『Heading North For The Winter』以降のアルバムばかりを聴いてしまうので、今までこんな大ネタに気付かずにいたなんて。
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ナードマグネットの新作『透明になったあなたへ』にはウェリントンズ「Song For Kim」の日本語カヴァーが収録されているので、6月12日の発売日までにウェリントンズの楽曲をたっぷり聴いておくと楽しいと思います!
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『グッド・ヴァイブレーションズ』という店名/レーベル名はもちろんビーチ・ボーイズの同名曲から採られているわけだが、直接的にはトロッグスが1975年にこの曲のカヴァーをリリースした影響が大きいとのこと(アンダートーンズのマイケル・ブラッドリーによる証言。ただし諸説あり)。
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『グッド・ヴァイブレーションズ』において、テリー・フーリーとパンクとの出会いはバズコックスについての会話(少年からの「アンタの店にバズコックスの『Orgazm Addict』(バズコックスの1stシングル)はある?」という質問)から始まるわけだが、ここでバズコックスの名前を出すのは物語的にもきちんとした意味がある。なぜなら「Teenage Kicks」を含むアンダートーンズのデビュー作が4曲入りのEPとして制作されたのは、バズコックスの最初のリリース作品であった(ハワード・ディヴォート在籍時代の)EP『Spiral Scratch』に対するオマージュだから。ここでバズコックスとグッド・ヴァイブレーションズが改めて繋がるのです。